管理人の脳内妄想が詰め込まれたSS置き場。
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2011/05/01(日)00:00
ポカポカと気持ちのイイ春空、いつものように屋上で煙草をふかす
誰にも邪魔されない唯一の時間、流れる雲を見ながらのんびりとした時が流れていた。

このところ毎晩のように同じ夢を見る・・・
見たことのない町並み、知らない部屋の中、すれ違う人の顔はいつもボンヤリとしていて見えない
けれどそのどれもがどこか懐かしいような気持ちになる。
だが突然場面が変わり、雨の振る中何が起こったのか突然走り出す自分
たどり着いた場所には誰かが倒れていて素早く抱き起こす
そうかと思ったら最後はいつも決まって飛び起きてしまう。

起きた時全身はびっしょりと汗をかき息が乱れている。
「一体何だってんだ・・・」
起きた時にはいつも思うそして何度も続くとさすがに苛立ちが付きまとう。

折角1人の有意義な時間
「何でこんな時にまで思い出さなきゃ行けないんだ」
ふと思い出してしまった煩わしい記憶を振り払うかのように屋上を後にして教室に戻る事にした。

いつもより早く教室に来てしまったため、生徒達はまだガヤガヤと話をしていた。
「アレ銀ちゃんなんでこんなに早いアルか?」
「何でもねぇよ、ちょっとばかし寝ようと思っただけだ」
目敏く見つけられたが当たり障りのなく返事をしておく。
予鈴がなるにもまだ早い時間だったので、浅かった眠り分を取り返そうと教室で少しの間仮眠を取ろうとしたのは事実
教壇にうつ伏せ一瞬眠気が来たものの
聞くつもりはなかったが近くの声をうっかりと拾ってしまった。

「何でお前がそんな事知ってんだ、つか余計な事言いふらしてんじゃねぇよ」
「このところ毎晩なんで困ってるんでさぁ~お蔭で寝れやしねぇ」
言い合ってるのは土方と沖田だった、いつもの事だが寝れないと言う言葉についつい耳が傾く。
「トシ、総悟、いい加減にせんか、毎度毎度何なんだお前等今回は何が原因だ!」
同じ寮に居る近藤がすかさず止めに入ったようだ
言って聞くわけでもないが毎度ご苦労なこった。
「土方さんってばこのところ毎晩わけのわからん夢に魘されて飛び起きてるんでさぁ」
思わぬ内容で返事が返ってきたため怒鳴っていた近藤が思わず聞き返す。
「わけのわからん夢ぇ??」
「ええ、実は・・・」

話し始めた内容はこうだ
薄暗い街中を歩いていると、突然何が起こったか分からないままに連れさらわれる
さらわれた後は数人に殴られたようで体中が痛くて動く事が出来ない
見えるのは建物の間とその先にある暗い空と黒い雲・・・
そのうち雨が降ってきて動けない身体に容赦なく降り注ぐ
すると突然誰かわからない人が来て抱き起こされるのだが話す事もできない
そうすると目の前が真っ赤になって飛び起きると言うのだ。

その話を聞き思わず顔を上げてしまった。
自分はその話を知っている、知っていると言うのには多少ズレがあるが
それと似たような話を知っている!!
「・・・雨」
きーん こーん かーん こーん 話ができないままに予鈴が時を告げた。

授業の最中、全くと言っていいほど集中できなかった・・・
授業を進めながらも頭では先ほどの土方が見る夢の事が気にかかって仕方がなかった
毎晩のように夢で見る雨の中での出来事
今までは何故か何度も嫌な夢を見る位にしか思っていなかったが、同じ様な夢を見ていた人物がもう1人いた!

気が付くと自然と視線は土方を見ていた。

何をどうしようと言うわけではなく、最初はただ共通点が多い夢の話に興味があった
だけだったんだと思う。
けれど、このまま何もしないでいつもと変わらない日常を送っても良かったのだ
曖昧で確証のない夢の話、そんなものに何を感じたのかは分からないが
このまま何もなかったことにしてはいけないような気がして仕方がなくて・・・
いつもは1人で過ごす屋上に土方を呼び出した。

放課後、いつもなら唯一心落ち着く時間のはずなのに妙にソワソワと落ち着かなかった。
程なくして背後でガチャりとドアが開く音が聞こえて目を向ける。
「・・・どーも、用事って何ですか?」
自分が何故こんな所に呼び出されたのか分からずに、困惑の表情を浮かべた土方が
最初に声をかけた。
「いやぁ、悪いなわざわざこんな所に来てもらって」
話をどうやって切り出そうか決め兼ねていただけに歯切れの悪い返事しか出てこない
「それがその・・・アレだ・・・天気いいな今日は!」
いきなり夢の話をしたら思いっきり変に思われるからどうしたものかと思い妙な空気が流れる。
呼び出しておいて関係ない話ばかりする銀時の様子を不信に思う土方
「ええ、まぁ・・・そうですね」
とりあえず返事を返す。

上手く話を切り出せずに居た銀時だったが、意を決し深呼吸をして話を切り出した。
「さっき、昼の時悪いとは思ったんだけど、話聞いちまったんだ・・・夢の話。」
少しだけ空気がピリついた気がした。
「良かったらだけど、詳しく聞かせてもらえないかと思って・・・」
やはり突拍子もなかっただろうか?そう思っても言ってしまったのだから引き返す事は出来ない。
返事のないまま固まった時間が流れる

「3年に、なった位からです、夢を見始めたのは」
そろりそろりと土方が話し始めた、相変わらず不審そうな顔をしてはいたが・・・。

昼間聞いた話で注して変わりはなかった
そして自分も同じ様な体験をしている事を話す事にした。
聞き終わった後とても不思議そうな顔をしていた
それはそうかもしれない偶然かもしれなくても同じ様な事が
近くで起こっていたのだから不思議な事だとは思っても、嫌悪感や恐怖感といった感情はなかった
ただただ驚きを隠せずに居ただけだった。

「それじゃ悪かったな、気をつけて帰れよ」
ひらひらと手を振って見送る銀時に、緊張感も不信感もなくなった土方は手を上げて答えた
「先生も気をつけて帰れよー!!」
話終えるとどことなくスッキリしたようなそんな気分だった。

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